Contents
はじめに
marp の自作テーマが適用できないー! という風に頭を抱えている人向けの救済記事です.
vscode に自作テーマ css のパスを通しているのに,なぜ と困っている人は是非読んで欲しいです.
その問題 marp-cli を使えば解決できますよ.
本記事では marp-cli
の最低限の使い方をご紹介します.
気になる方は読み進めていただければと思います.
marp-cli をインストールする
さて,まずは marp-cli
を npm
コマンドでインストールしましょう.
$ npm install -g @marp-team/marp-cli
npm
コマンドがまだ有効になっていない方は,
asdf node.js のバージョン管理方法
を読んで適当な nodejs
をインストールしてください.
nodejs
がインストールされればそれに付随して npm
もインストールされますので,ぜひ!
marp コマンドでスライドを作成する
marp-cli
をインストールしたら marp
コマンドが使えるようになっているはずです.
marp
コマンドがインストールされているかどうかは
$ which marp
など実行すればわかります.
ちなみに筆者の環境 (MacOS 10.15.7) では以下の通りでした.
$ which marp
/usr/local/bin/marp
marp コマンドの基本的な文法
ということで早速 marp
コマンドを実行してみましょう.
基本的な文法は $ marp /path/to/example.md
です.
$ marp /path/to/example.md
このコマンドを実行すると
/path/to/example.md
と同じディレクトリに
/path/to/example.pdf
が生成されます.
続いて,marp
コマンドのオプションについてみてみましょう.
marp コマンドのテーマオプション設定
marp
コマンドで主に筆者が使っているオプションは次の3つです.
--pdf
pdf を生成することを明示的に宣言する--preview
プレビューを表示する--theme /path/to/theme.css
テーマを指定する
これらのオプションを使った marp
コマンドは例えばこんな感じ.
$ marp \
--pdf \
--preview \
--theme /path/to/theme.css \
/path/to/example.md
/path/to/theme.css は .zshrc に定義しておくと良い
自作テーマへのパスをいちいち書くのは面倒くさいので,
.zshrc
などに環境変数を定義しておくと良いかなと思います.
例えば,筆者は以下の文を .zshrc
に書いています.
# --------------------------------------------
# Marp mytheme
# --------------------------------------------
MARP_THEME_TYPEMEMO="$HOME/typememo/tools/res/marp_theme_typememo.css"
やっぱり環境変数を定義しておくと,とても便利ですねー.
おわりに
marp-cli
を使うとめっちゃ便利だぞ,という筆者の思いは伝わりましたでしょうか?
marp
の自作テーマが適用できずに悶々している人がこの記事を読んで,すっきりすることを祈っています.
marp
は本当に便利ですねー.
最後までお読みいただきありがとうございました.