eyecatch thumbnail

idl polygon で図に塗りつぶしを入れる方法

Profile picture
ルッチ / Lucci
2018.11.03

Contents


はじめに

今回は、「IDLで図に塗りつぶしを入れる方法」についてです。

使う関数は「polygon関数」です。

それでは、早速参りましょう。

polygon 関数とは

デジタル大辞林によれば、polygonとは

多角形。三次元のコンピュータグラフィックスにおける立体形状を表現するために使われる多角形を指すことが多い。物体表面を小さい多角形(主に三角形)に分割し、その位置や角度、模様、質感などの見え方を個々に計算して3次元画像を描画する。

だそうです。要は,polygonとは多角形ということですね。

つまり、polygon関数とは、IDLで作成した図に対して多角形の注釈をつけることのできる関数です。

図のある領域を塗りつぶしたい時や、誤差をエラーバーで表示するのではなく帯のように表示する時などに活躍するかと思います。

polygon関数の文法

polygon関数の、最低限必要な文法は以下のようになっています。

graphic = polygon(x, y)

graphic は 変数名なので適当に決めてください。

x は多角形のx座標です。

同様に、y は多角形のy座標です。

表1に、筆者が特に使うキーワードとプロパティとその意味についてまとめておきました。

表1. polygon関数でよく使うKeywordsとProperties

Keywords & Properties Description Syntax
data 図のx座標とy座標に対してpolygonを描画する data = 1, /data
target polygonの描画先を指定する target = graphic
color polygonの線の色を指定する color = ‘red’, etc…
fill_color polygonの内側の塗りつぶす色を指定する fill_color = ‘blue’
linestyle 線のスタイルを指定する。linestyle linestyle = 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6
transparency 塗りつぶす色の透明度を指定する。0が透明度0を表し、100が透明度100を表す。 transparency = 80

}

polygon関数の具体的な使い方

実際にIDLを動かしながらpolygon関数を使ってみましょう。

今回は適当なsin波に対してランダム数を上下に乗っけて、その範囲を灰色で塗りつぶしてみましょう。

以下がソースコードです。

;; データ数は100個
n = 100l

;; 0から99までの1刻みのデータを生成する。
x = dindgen(n, start = 0, increment = 1)

;; 適当に波数を決定する。
;; 今回は波長20の波を生成する
k = 2d*!pi/20d

;; sin波を生成する
data = sin(k*x)

;; 適当にプラスの誤差とマイナスのランダム数を生成して帯を作る。
errPlus = data + randomu(seed, n)
errMinus = data - randomu(seed, n)

;; sin波を出力する
graph_plot = plot(x, data, yrange = [-2, +2], color = 'black', linestyle = 0)

;; errPlusとerrMinusの幅を灰色で塗りつぶし表示する
graph_polygon = polygon($
  [x, reverse(x)], [errPlus, reverse(errMinus)],$
  target = graph_plot, /data,$
  fill_color = 'gray', /fill_background, transparency = 75,$
  linestyle = 0, thick = 2)

上記ソースコードの17行目までは値を定義して、sin波を生成して、ランダム誤差を出力しています。

20行目の graph_plot をすると以下のような図が出力されると思います。

y座標の範囲を -2 ~ +2 にしているだけで、残りの部分はデフォルトの設定と変わりません。

figure1

23行目の graph_polygon を実行すると以下のような図が出力されると思います。

ただし、環境の違いによってランダム誤差の値が異なると思いますので、そっくり同じ結果は得られないと思います。

figure2

おわりに

このように、polygon関数を使えば、グラフの特定の領域を塗りつぶすことができます。

また、polygon関数の詳細は IDL Help をご覧ください。

以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

愛用品

  • Xiser Pro Trainer
    1日中踏み続けられる強靭なステッパーでおすすめです.
  • HHKB Professional 墨 x HHKB キートップセット 白
    ボディは墨色キートップは白色なのでめちゃめちゃ目に優しいのでおすすめです.
  • Apple Magic Mouse 2
    トラックパッドは指が攣りそうになりますけどマウスはその心配が無いのでおすすめです.
  • Apple MacMini
    ミニマルでパワフルなデスクトップ PC なので個人的に大好きなのでおすすめです.
  • iiyama Display 27inch FullHD
    鮮明すぎない画面で目も疲れにくいですし何より高さ調節できるのが最高なのでおすすめです.
  • KINTO UNITEA 550ml
    500ml の大容量でこの綺麗なデザインは他にみたことがないのでおすすめです.

  1. Linestyle { 0: solid line, 1: dotted line, 2: dashed line, 3: dash dot line, 4: dash dot dot dot line, 5: long dash line, 6: no line


関連記事


大学生へのお知らせ

ここまで記事を読んでくれて本当に嬉しいです、ありがとうございます。

プログラミングを始めたばかりの頃って「やるぞ!」という気持ちは強めですが、 実際に取り組み始めると「何からどうやってどこまでやればいんだ?」 という感じで羅針盤を失うことが多いような気がします。(実体験)

そんな勉強熱心で向上心高めなんだけど目指す姿が曖昧な大学生の方に感謝の意も込めて、就職活動までサポートするプログラミングスクール「レバテックカレッジ」を紹介します。↓

Levtech-college

「自走力」のあるエンジニアを最短3ヶ月で目指せるカリキュラムが月額30,000円で用意されていて、 現段階の「目指す姿が曖昧で何から手をつければいいかわからない状態」から脱却できます。

自分は実際にIT企業で働いていますが、「自走力」のあるエンジニアの方にはいつも助けられています。

なので、目指す姿が曖昧な人はとりあえずレバテックカレッジが導いてくれる 「自走力のあるエンジニア」を目指してみるのはスタートダッシュとしてはアリです。

レベルアップしてからジョブチェンするのはRPGでも常套手段ですし、 レバテックカレッジで一通りのスキルを習得してから自分の目指す姿を再定義するといいかもです。

「自走力のあるエンジニア」って実際どんなエンジニアなの? 何から手をつければいいかわからないから教えて欲しい、 という人は上のテキストリンク/画像リンクから「無料相談会」への申し込みをお願いします。

よきエンジニアライフを!