eyecatch thumbnail

git config – git の設定ファイルの優先度を深く知る

Profile picture
ルッチ / Lucci
2020.11.27

Contents


はじめに

Git 設定ファイルの優先度について調べたことをまとめました.

システム設定,ユーザー設定,リポジトリ設定の3段階の優先度があります.

各段階の設定コマンドについても書いておきました.

この記事があなたの役に立つものであるならば,筆者としてそれ以上に嬉しいことはありません.

それでは参りましょう.

参考:


git config – Git 設定ファイルの優先度

$ git config コマンドで Git の設定を行うことができます.

Git は以下の順番で設定ファイルを参照しにいきます.

設定は後勝ちです.

システム設定 < ユーザー設定 < リポジトリ設定 の順番で優先度が強いです.

  • /etc/gitconfig
    $ git config --system で編集可能.
    システム設定.
  • ~/.gitconfig or ~/.config/git/config
    $ git config --global で編集可能.
    ユーザー設定.
  • .git/config
    $ git config --local で編集可能.
    リポジトリ設定.

コミットメッセージを書くときは vscode を使いたいなーと思ったら, ユーザー設定で core.editor に vscode をエディターとして設定すれば良いです.

一方,コミットメッセージテンプレートはリポジトリ固有にしたい場合は, リポジトリ設定で commit.template に各リポジトリ別々に, コミットメッセージテンプレートを設定すれば良いです.

ちなみに $ man git-config$ git config で使用できるオプションなどを全て閲覧できます.

より詳しく知りたい方は公式ドキュメントを読むといいと思います.


おわりに

Git の設定ファイルの優先度についての説明は以上になります.

複数のプロジェクトや複数のリポジトリを扱っている人は, 是非ともリポジトリ設定をご活用していただき快適な Git 生活を送っていただければと思います.

筆者も仕事用と趣味用のリポジトリ設定を分けて快適に過ごしております.

最後までお読みいただきありがとうございました.

応援していただけるととても嬉しいです!


愛用品


関連記事


大学生へのお知らせ

ここまで記事を読んでくれて本当に嬉しいです、ありがとうございます。

プログラミングを始めたばかりの頃って「やるぞ!」という気持ちは強めですが、 実際に取り組み始めると「何からどうやってどこまでやればいんだ?」 という感じで羅針盤を失うことが多いような気がします。(実体験)

そんな勉強熱心で向上心高めなんだけど目指す姿が曖昧な大学生の方に感謝の意も込めて、就職活動までサポートするプログラミングスクール「レバテックカレッジ」を紹介します。↓

Levtech-college

「自走力」のあるエンジニアを最短3ヶ月で目指せるカリキュラムが月額30,000円で用意されていて、 現段階の「目指す姿が曖昧で何から手をつければいいかわからない状態」から脱却できます。

自分は実際にIT企業で働いていますが、「自走力」のあるエンジニアの方にはいつも助けられています。

なので、目指す姿が曖昧な人はとりあえずレバテックカレッジが導いてくれる 「自走力のあるエンジニア」を目指してみるのはスタートダッシュとしてはアリです。

レベルアップしてからジョブチェンするのはRPGでも常套手段ですし、 レバテックカレッジで一通りのスキルを習得してから自分の目指す姿を再定義するといいかもです。

「自走力のあるエンジニア」って実際どんなエンジニアなの? 何から手をつければいいかわからないから教えて欲しい、 という人は上のテキストリンク/画像リンクから「無料相談会」への申し込みをお願いします。

よきエンジニアライフを!